小学校の高学年になると、修学旅行の話をチラホラ耳にするようになりますよね。
とくに初めての子供の場合、
「修学旅行っていつ頃行くの?」
「日程は?何泊するの?」
「行き先は?どこが人気なの?」
など、気になることがいろいろ出てくるものです。
知っておきたいこれらの疑問について、経験を交えながら分かりやすくまとめました!
小学生の修学旅行、いつ頃行くの?時期は?
小学校の修学旅行が行われるのは、5月~6月頃の春先から初夏にかけてが最も多くなっています。
その次に多いのは、9月~10月の秋ごろです。
春先の5月、6月が多い理由は、9月以降に小学校の運動会や学習発表会が予定されていることが多いため、行事が重ならないようにしているから。
反対に、春に運動会を行う小学校は、修学旅行を秋以降にすることもあります。
学校によって本当にさまざまなので、修学旅行は必ずこの時期!と決まっているわけではないようですね。
わが子が通っていた小学校では、5月に運動会が毎年あるんですが、修学旅行も同じ5月に行われていましたよ。
こんなこともあるんですね。
同じ月に大きな行事が2つも重なると、先生や子供もさぞかし忙しいだろうなぁ、なんて思ってしまいますが、先生によれば、大きな行事が一気に済んでしまうので後が楽になる、という利点の方が大きいんです、とのことでした。
そういう考え方もあるんですね(^^
ほかにも、風邪やインフルエンザの流行が懸念される11月から3月ごろにかけては、どこの小学校も修学旅行などの行事をなるべく控えるようにしているようです。
小学校の修学旅行って何泊するの?
修学旅行の楽しみといえば、みんなで一緒に寝泊まりすることですよね!
まくら投げにトランプ大会、女子会や男子でワイワイ騒いだりして・・楽しそう(^^
いつもと違う空間で、友達と楽しく夜を過ごすのが一番の楽しみだという子供は多いことでしょう。
ところで、小学生の修学旅行って、通常何泊くらいするものでしょうか?
もっとも多いのは「一泊二日」です。
修学旅行に行くのは、たいてい卒業を間近に控えた6年生であることが多いのですが、いくら6年生とはいえ、まだ11歳か12歳の子供。
先生が引率しているとはいえ、親元を離れて生活するわけですから、あまり長い期間になると子供にとっても負担になる心配があります。
たしかに一泊二日だとあっという間に終わってしまうため、少し物足りない気がしますが、このくらいの年齢にはちょうどいい日程なんですよね。
もう一つ考えられるのが、泊数が長くなるとどうしても費用も増えていきますので、保護者の経済的な負担が大きくなるからです。
それに、寝泊まりする日数が増えると、必然的に荷物の量が増えることになります。
荷物が増えるということは、持っていくバッグも大きくなるため、小学生の子供にとってはちょっと負担が大きいですよね。
それらをいろいろ総合して考えた上で、小学校の修学旅行に最適な日数として「一泊二日」が採用されることが多いのかもしれません。
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ただし、修学旅行の日数については、各都道府県の自治体単位で規定が異なっているため、実際の日程・泊数については、お住まいの地域の学校に必ずご確認されてみてくださいね。
このように小学校の修学旅行は、一泊二日の日程で、5月から6月もしくは、9月から10月頃に行われることが多いようです。
ところが、中学校の修学旅行の場合、時期や泊数などがガラッと変わる傾向にあります。
そのあたりについてはこちらにまとめてありますので、あわせてご参考にしてみてくださいね。
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>>中学校の修学旅行はいつ頃、何年生で行く?気になる泊数や費用は?
修学旅行で人気の行き先は?
次に気になるのが「小学校の修学旅行ってどこに行くの?人気の行き先はどこ?」ですよね。
そもそも、修学旅行って何のために行くの?ということですが、一番の目的は、
「集団生活通して社会勉強をするとともに、自然や歴史文化に触れる体験をすること」です。
ほかにも「平和学習」「親元を離れて生活することの意義を学ぶ」などがありますね。
小学生の修学旅行の場合、移動距離をあまり多く取れないので、住んでいる地域によって毎年おおよその行き先が決まっていることが多いようです。
北海道・東北地方からの行き先は?
例えば、北海道・東北地方に住む小学生の場合、行き先で最も多いのは意外にも「北海道・東北・近畿方面」なんです。
北海道に住んでるのに、なぜ行き先も北海道なのー?って思われるかもしれませんが、北海道自体がもともと広いこともあり、どうしても行き先が「道内・道南・道央・道北」など、どうしても同じ北海道内になってしまうようですね。
例えば、札幌から出発する場合、洞爺湖、ニセコを経由し登別に立ち寄って帰るルートがあります。
洞爺湖で遊覧船に乗り、有珠山や昭和新山自然災害について学んだあと、翌日は登別に立ち寄って帰る、というような感じでしょうか。
特に登別の地獄谷では硫黄のニオイや地表面から吹き上げる水蒸気に子供たちは大喜びしそうですよね。
ほかにも、北海道といえば、定番のスキーはもちろん、歴史的建造物としても「五稜郭」「札幌時計台」など、数え切れないほど見どころが満載ですよね!
関東方面からはどこに行くの?
関東地方の場合も同じく「関東方面」がもっとも多いんです。
どちらかというと修学旅行の行き先として選ばれやすい東京など関東地方ですが、じゃあ東京に住む小学生って修学旅行はどこに行くことが多いんでしょうか?
東京に住む小学生の修学旅行の行き先でもっとも多いのは「日光」です。
世界遺産に登録されている京など関東地方に住んでいる「日光東照宮」は修学旅行の定番中の定番といっても過言じゃないですよね。
小学6年生といえば江戸時代などの歴史をちょうど勉強する時期でもありますので、まさにうってつけの場所だといえるでしょう。
ほかにも、関東地方で有名なところといえば「富岡製糸場」や「華厳の滝」、それに忘れてならない「国会議事堂」がありますよね。
そのほか、子供たちの大好きなテーマパークも存在するため、関東地方は「学べる」「遊べる」両方を兼ね備えた修学旅行に人気の高い行き先だといえるでしょう。
中部・北陸・東海・近畿地方からの場合は?
中部・北陸・東海・近畿地方にお住いの小学生の場合、行き先は「近畿・中国地方」の割合が高くなっています。
近畿地方だと、言わずと知れた「東大寺・金閣寺・清水寺」など、世界的に有名な歴史的建造物があります。
楽しむ、という点でいえば「ユニバーサルスタジオジャパン」「海遊館」などがあり、一日中居ても飽きることがありませんよね。
また、中国地方には平和学習に最適な「平和記念資料館・原爆ドーム」があることで有名です。
平和学習が最大の目的であれば、同じ中国地方や四国地方からも「広島平和記念資料館・平和公園」を修学旅行の行き先として選択するケースも少なくないようですね。
中国・四国地方からだと定番の行き先はここ!
中国・四国地方の小学校の行き先でダントツに多いのが「大阪・京都・奈良」です。
大阪であれば「大阪城」京都なら「金閣寺・銀閣寺」そして、奈良は「東大寺」と、歴史の勉強に最適な建物がたくさんありますので、小学生の修学旅行にはまさにうってつけなところですよね!
修学旅行でよくあるルートとしては、大阪で通天閣や海遊館に行った後、次に奈良公園でシカと触れ合う、そして京都の金閣寺に感動した後は、太秦映画村のお化け屋敷を満喫して帰る、こんな感じでしょうか。
修学旅行の定番とされることが多い京都や奈良ですが、小学生にとっては正直価値がよく分からない、というか、どちらかというととっつきにくい感じがするかもしれませんよね。
でも、なるべく小さいうちにこういった日本の歴史や文化に触れさせておくことが、将来本物の価値や良さを理解できるきっかけにつながるんだそうです。
事実、小学生の時に見た東大寺の大仏が忘れられなくて、大学で考古学や歴史を専攻し、将来考古学者になったという話も聞いたことがあります。
そう考えると、修学旅行って本当に貴重な体験なんですね!
九州・沖縄地方の小学生はどこに行く?
最後に、九州・沖縄地方の小学生の場合も行先は同じく「九州・沖縄」であることが多いようです。
こちらも北海道と同じく、もともとの範囲が広いこともありますが、歴史上重要な建造物も多いため、修学旅行の行き先として好んで選ばれているようです。
九州・沖縄地方で小学生の歴史学習に最適な場所といえば「吉野ケ里遺跡」「長崎原爆資料館」などがありますよね。
このように、小学生の修学旅行というと切っても切り離せないのが「歴史学習」なんです。
小学6年生といえば、ちょうど社会科で歴史を勉強するようになる学年です。
ただ教科書で読むだけではなく、歴史的建造物を実際に自分たちの目で見て、触れて、確かめることは、理解を深めるために非常に大切な役割を果たすようになるもの。
小学校の修学旅行で実際に見たり聞いたりしたものが、その時にはよく分からなかったとしても、子供たちの将来の夢につながる可能性も十分にあります。
修学旅行にこれらの行き先が選ばれ続けるのは、ちゃんとした理由があるからなんですね。
まとめ
小学生が修学旅行に行く時期について、きちんとした決まりがあるわけではありませんが、
「小学6年生の5月から6月にかけて」「夏休み明けの9月から10月ごろ」
がもっとも多くなっています。
インフルエンザや風邪が流行する11月から3月ごろは避けられることが多いです。
そして、小学生の修学旅行の場合、一泊二日の日程で行われることがほとんど。
行き先は、各地方によって異なりますが、
「移動距離はできるだけ短く」
「歴史学習や平和学習ができるところ」
といった基準で選ばれていることが多いです。
◆東北や北海道地方だと、行き先も「東北地方、北海道内」
◆関東方面からだと、「関東方面、近畿方面」
◆中部・北陸・東海・近畿地方の場合、「近畿方面・中国地方」
◆中国・四国地方からは「近畿方面・関東方面」
◆九州・沖縄地方は、行き先も「九州方面」
このような傾向になることが多いようですね。
修学旅行の時期・泊数・行き先が分かったら、次に気になるのは「費用」「お小遣い」それから、用意するものやバッグの大きさなどですよね。
それぞれについて以下にまとめてありますので、あわせて読んでみてくださいね!
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