小学校生活最大のイベントともいえる「修学旅行」
せっかくの旅行ですから、忘れ物があったり、落し物をしたりして、残念な思いをしないように、事前の準備をしっかりしておくようにしたいもの。
そのためには、まず「持ち物チェック」そして「荷物をバッグに分かりやすく詰める」ことが大切!
本当は子供だけで準備するのが望ましいのですが、そこはまだ小学生。一人ではなかなか準備がはかどらないと思いますので、親と子が協力して荷物の準備をしていきましょう。
修学旅行の荷物がピッタリ収まる詰め方!
小学校の修学旅行は一泊二日であることが多いので、荷物はそこまで多くないような気がしますが、きちんと整理して入れないと、ぐちゃぐちゃのパンパンになってしまいます。
時間の決められた集団生活のなかで、必要な荷物を持ってサッと行動できるようにするために、バッグの中の荷物の詰め方にはちゃんとしたコツがあるんですよ。
荷物はすべてセットにしてしまおう!
旅行用のバッグに入れる前に、時間帯によって必要なものをひとまとめにセットしておく。これがポイント!
例えば、修学旅行でお風呂に入る場合、部屋から着替えや洗面用具を持って大浴場まで移動するようになりますよね。
いざお風呂の時間、という時に、ボストンバッグの中から、下着やタオルなどを引っ張り出して持ち運びができる袋に詰め替えて・・なんてしてたら、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
しかも、修学旅行の時のお風呂の時間なんて、わずか30分足らずであることがほとんど。
身体を洗うのもそこそこに、あわててお風呂から出てこないといけないハメになっちゃいます。
そんなことにならないように、お風呂の時間であれば「お風呂セット」として、巾着袋にでも入れてひとまとめにしておくんです。
着替えた服や下着は、入れてきた巾着袋の中に洗濯物として入れて家まで持ち帰ります。
また、翌日の朝の着替えも同様にひとまとめにセットして袋に入れておきます。こうしておくと、次の日の朝「あれ?ソックスどこ行ったっけ?」なんてことがなくなりますよね。
一泊二日であれば、この2つのセットで十分でしょう。
着替えセットを入れる袋ですが、普通のビニール袋でもいいし、100均で売ってるナイロン製の巾着、もしくは、入れたまま洗えるランドリーバッグでも使いやすくておススメです。
バッグは2種類を使い分けよう!
学校から指定されることが多いと思いますが、バッグは「着替えやお土産などを入れる大きめのバッグ」と、「移動の時の財布や小物などを入れる小さめのバッグ」の2種類を必ず用意しておきましょう。
大きめのバッグの方は、肩掛けも斜め掛けもできる、容量が少し大きめのボストンバッグがいいですね。
もし新しく買う必要がある場合、修学旅行の後でも家族旅行に使える、もしくは、今後下の弟や妹も使うことができるような、ベーシックなデザインを選んでおくと無難ですよ。
基本的にこちらのボストンバッグは、持ち運びするものではなく、バスの中やホテルの部屋の中に置いておくものなので、多少大きめでも問題ありません。
そして、もう一つのバッグの方は、観光や社会見学などに行く際によく使うものなので、おススメは両手が空くリュックサックです。
ショルダーバッグでも一見よさそうに思えますが、肩ひもがズレて邪魔になったり、肩が痛くなったりして、使い心地はあまり良くないようですね。
リュックサックの大きさと容量ですが、A4ファイルの用紙がすっぽり入る大きさで、容量は20L以上のものがベスト。
リュックサックをもし新しく買う場合は、ボストンバッグと違って中学生になってからも、通学や部活道などで使う機会があることを見越して、なるべく丈夫でベーシックなデザインを選んでおくと便利ですよ!
ボストンバッグ詰め方のポイント!
小学校の修学旅行に最適なボストンバッグの大きさですが、横幅が50㎝~60㎝、容量は40L~50Lくらいのサイズが、小学生が持ち運ぶのに負担の少ない大きさだと思います。
ボストンバッグに荷物を詰めるときは、タテに高く積み上げるのではなく、ヨコに広く詰めていくのがポイント!
ボストンバッグって、ファスナーで横に大きく開くようになっているので、できるだけ横幅を広くとって並べた方が、ものを取り出すにも便利で使いやすいんです。
荷物を入れる順番は、なるべく大きくてかさばるものを底の方に、そしてよく使う、すぐ使うものは取り出しやすいように上に置いておきます。
ボストンバッグは横幅が長いので、荷物を詰めるとき左右のバランスが偏ってしまうと、持ち運ぶときに安定せず、実際よりも重く感じてしまうんです。
ですから、なるべく左右のどちらかに荷物が偏らないよう、バランスに気を付けて詰めていくと、自然とスッキリ入るようになりますよ。
ぜひ試してみてくださいね!
リュックの詰め方のコツ
ボストンバッグと違い、修学旅行の移動中でも持ち運ぶ機会の多いリュックサック。
リュックの中にはおもにこのようなものを入れておくと便利ですよ。
◇修学旅行のしおり
◇筆記用具
◇ハンカチ・ティッシュ
◇ナイロン袋
◇常備薬(必要であれば)
◇折り畳み傘・レインコート
◇お小遣いの入った財布
リュックサックはボストンバッグと違い、出入口がとてもせまいので、よく使うものを一番下にしてしまうと、あとでなかなか取れなくなってしまいます。
下の方には、使う頻度がどちらかというと少ないもの、この場合だと「折り畳み傘・レインコート」などを入れておくとよいでしょう。
リュックサックの詰め方のポイントは、なんといっても「取り出しやすさ」です。
修学旅行のしおりと筆記用具は、とくに旅行中ひんぱんに出し入れすると思います。いつでもどこでもサッと取り出せるよう、常に一番上の方に入れておくのがコツです。
また、ナイロン袋が何枚かあれば、ちょっとしたゴミを入れたり、汚れたものを入れたり、そのほかなんにでも使うことができますので、本当に便利な優れモノなんです。
リュックサックの外側や内側についているポケットの中に、数枚必ず入れておくのがおススメです。
財布はどこに入れておくのがベスト?
お金が入った財布は、基本的に肌身離さず持ち歩いてほしいものです。
ボストンバッグは旅館の部屋や、バスの中に置いて行動することが多いため、現金の入った財布を置きっぱなしにするのはぜったいNGです。
お小遣いの入った財布は、リュックサックの中がもっとも安全な場所です。
しかし、取り出しやすいから、といって、リュックの外ポケットに財布を入れている人がいますが、これだとうっかり落としたり、盗難にあったりしやすいので、外ポケットには入れないようにしましょう。
じゃあ、どこが一番安全か?というと、リュックのもっとも奥の方、もしくは背中側です。
小学生が修学旅行先でお財布を使う機会って、実際はそんなにあるわけじゃありません。
家族旅行と違って、いつでもどこでもお土産などを買っていいわけではなく、引率の先生に指示された場所でのみお土産を買うように決められています。
ですから、お財布などの貴重品はリュックの一番底の部分に入れておき、お土産を買う時にだけ出すようにすれば、失くしたり落としたりする確率はグンと低くなります。
もしくは、背中の部分にポケットがついたリュックだと、リュックを肩から降ろすことなく財布を出し入れすることができますので、すごく便利ですよ。
財布を失くさないためのコツ
「あれ?いつの間にかなくなっちゃった・・」
子供のこんなうっかりミスって、本当によくありますよね。
こういったうっかりミスを未然に防ぐために有効なのが「ネックストラップのついた財布」です。
これだと両手も空きますし、お金の支払いもサッとできますよね!
お土産を買うのに夢中になって、バスの時間に遅れそうになっちゃった・・なんて時でも、一番大切なお財布は首から下げていますので、あわてても大丈夫!
小学生に人気のブランドもたくさん種類が出ていますし、ネックストラップやチェーンは外して使うこともできますので、修学旅行の時だけでなく、日常生活でも十分使えますのでおススメです。
イマドキの小学生はどんな財布を使っているの?
子供が喜ぶ財布ってどんなデザインなのか、親としてはちょっと気になるところ。
小学生が好んでよく使う財布についてはこちらにまとめてありますので、あわせて読んでみてくださいね。
【関連記事】
>>小学生が修学旅行に持っていく財布の選び方は?人気のデザインもあわせてご紹介!
やむを得ない場合の最終手段は?
学校によっては、事前にお小遣いを担任の先生に預けておき、修学旅行先で買い物をする時に、各自が先生から手渡してもらう、という方法をとっているところもあります。
買い物が済んだら、残ったお金をまた先生が回収し、すべての日程が終わった後で子供に返す、といった具合です。
しかしこれだと、先生に負担がかかり過ぎるだけでなく、万が一盗難にあった場合は責任問題になってしまいますので、実際は難しいかもしれませんね。
それに、「自分の貴重品は自分で責任を持って管理する」というのも、小学生の子供にとっては大切な学びの機会となります。
ただ、やむを得ない事情がある場合は、事前に先生に相談してみるのも一つの方法かもしれません。
まとめ
修学旅行の荷物って、少ないようで意外に多いんですよね。。
小学生でも負担にならないサイズの旅行バッグに荷物を詰めようと思ったら、ちょっとしたテクニックが必要になるんです。
修学旅行に持っていくバッグの荷物の詰め方のコツは、
◎スケジュールに応じて、荷物はセットにしておく。
◎ボストンバッグ・リュックサックの2種類を使い分けよう。
◎ボストンバッグは横に広く、左右のバランスに気を付けて荷物を詰めよう。
◎リュックは、使いやすいものが上。これ鉄則!
◎財布はリュックの一番下の方、もしくは背面ポケットに入れよう。
◎ネックストラップ付の財布なら、うっかりさんも安心♪
こんな感じでしょうか。
そろそろ大きくなったし、修学旅行の荷物くらい子供一人でもできるかな・・親としては、どこまで手を出していいものか、悩むかもしれませんね。
小学校6年生くらいになると、ある程度の準備は一人でできます。
というか、しないといけないくらいの年齢です。
とはいえ、まだ小学生、詰めが甘い部分も当然ありますよね。
なにもかも親がする必要はもちろんありませんが、親がノータッチなのも考えものです。
あくまで主導権は子供、そして親はアドバイザー的な立場で準備を進める、こんな感じのスタンスが子供の自立心を妨げることなく上手にかかわっていく秘訣なのかもしれません。
修学旅行を通して、親も子も一緒に成長していけるといいですね。
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