新型コロナウイルス対策として、小中学校などの修学旅行の際に「マスク着用」が義務付けらるようになりましたね。
今までの修学旅行の荷物に、新たに「マスク」が加わるということで、衛生管理などの注意点も出てくるようになりました。
新しい生活スタイルの一環として、修学旅行など学校の行事においても、常にマスクは必要不可欠なものになっていますが、今までになかった習慣のため分からないことが多いのも事実ですよね。
◇修学旅行にマスクは何枚持っていけばいいのか?
◇予備のマスクはどうやって持ち運ぶのがいいか?
◇マスクを使わないときは、どうやって保管するのが正解?
◇マスクを捨てるタイミングはいつ?正しい捨て方は?
学校の修学旅行も、新しい生活スタイルに応じたものに日々変化しています。
変化の波に乗り遅れることのないよう、しっかりと確認していきましょう!
修学旅行もマスク着用が義務化される?
新型コロナウイルス対応のガイドラインの一つとして、
「修学旅行の際の持参物にマスク及び、マスクを置くための清潔なビニール袋やハンカチ、そして使用済みのマスクを捨てるためのビニール袋などを加えること」
このような文章が新たに追加されています。
これはあくまでも推奨であり、義務化とまではいきませんが、マスクをせずに外出することが衛生上のマナー違反とされることもありますので、義務化とほぼ同等のレベルにとらえておいた方がいいと思います。
旅行などの移動の際は、移動手段にかかわらず基本的にマスクを着用したうえで利用することになります。バスだろうが、新幹線だろうが、飛行機だろうが、移動の際はマスクを着用するということですね。
そして基本的に、食事・入浴・就寝時以外は常にマスクを着用している状態になります。
ガイドライン上、マスクは一日一枚が基本とされています。
さらに、使用したマスクは、そのまま捨ててしまうと付着した飛沫やウイルスが飛散する可能性があるため、必ずビニール袋などに入れてから捨てないといけません。
修学旅行が近づくと、子供と一緒に持ち物をバッグに詰めて準備するようになると思います。
その際、新しく追加される持ち物として「マスク」「マスクを捨てる袋」この2点を忘れないように準備していきましょう。
一泊二日ならマスクは何枚必要?
修学旅行とひとくくりに言っても、小学校と中学校とでは、行き先も泊数もかなり違ってきます。
一般的に小学校の修学旅行の場合、一泊二日の日程であることがほとんどのようです。
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例えば、一泊二日の修学旅行の場合、出発時に着用するマスクや予備でバッグに入れていくものも合わせて、全部で何枚くらい持たせておくとよいと思いますか?
修学旅行のおおまかなスケジュールに沿って見ていくことにしましょう。
◎一日目・・・朝学校に集合した後、バス・新幹線などで現地まで移動、到着後に社会見学や観光した後、昼食をとり、また移動などをはさみその後夕食、入浴・就寝といったスケジュールです。
暑い時期だと、汗でびしょびしょになってしまうことも考えられますし、食事や入浴時に外す場面も出てきます。子供ならなおのこと、替えのマスクは持っておいた方がよさそうですよね。
◎二日目・・・起床、身支度、朝食後はバスなどでまた移動、その後昼食をはさみ、観光地で買い物などをした後、帰宅の途につく、といった予定が考えられますよね。
この場合もやはりマスクの付け外しをする場面がけっこう考えられます。
食事時に汚してしまったり、移動中に紛失してしまう場合も想定して、やはり2~3枚は持たせておいた方がいいでしょう。
このように考えると、一日目、二日目あわせて「4~5枚」は持たせておいた方がいいかと思います。
もし宿泊先でマスクを洗って干すことが可能であれば、洗えるマスクを持たせておくこともできますよね。
その場合だと、枚数はもう少し少なくてもいいでしょう。
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>>旅行先で布マスクを簡単に洗う方法とは?室内での干し方もご紹介!
じゃあ、次に気になるのが「予備に持っていくマスクはどのように持ち運ぶ?」「衛生的に持ち運べる方法は?」
これらについて見ていくことにしましょう。
予備のマスクはどうやって持ち運ぶのが正解?
修学旅行に限らず、ちょっとした外出や日帰り旅行の際にも、マスクは手放せないものとなってきましたよね。
旅行や外出の際に予備のマスクを持ち歩く場面が増えてきましたが、衛生的に持ち運ぶにはどうしたらいいんでしょうか?
どこの家にもたいてい置いてあり、かつ衛生的に持ち運びできるものの代表といえば、やはり「ビニール袋」や「ジッパー付きの袋」ですよね。
これだと、どこの家にもたいていありますし、なにより気軽に使うことができます。
ただ、ちょっと気になるのが「衛生面」なんですよね。
ビニール袋やジッパー袋って、そもそもの使用目的として、
「マスクのような衛生面を重視したものを入れるためのもの」
ではありませんので、殺菌や汚れが付着する可能性がどうしても高くなってきます。
マスクをそのままむき出しにして持ちぶよりはマシかもしれませんが、衛生面を考えるとあまりお勧めできるものではありません。
スーパーなどでもらうペラペラのビニール袋などにマスクを入れておくと、バッグの中でほかの荷物に押しつぶされ、いざ付けようと思ったらシワシワだった・・なんてこともよくある話ですよね。
修学旅行のバッグに荷造りする際、マスクをビニール袋などに入れておいて、出した時悲惨な姿になってた・・・なんてことにならないよう、マスクケースなどにきちんと入れておくのがベストです。
例えば、子供の修学旅行に、こんな可愛いマスクケースはいかがでしょうか♪
ミッキーやミニー、プーさんなどデザインは全部で6種類。
マスクの収納箇所が3カ所あり、使用中のものと新品のものを分けて収納できます。
もちろん抗菌仕様で、薄くてかさばらないため、持ち運びにとっても便利。
なにより、見た目がすごく可愛いので、おしゃれ感覚で持ち運びできるのがうれしいですよね。
男の子だと、見た目かっこいいこんなマスクケースもあるんですよ。
男の子ってマスクを持ち歩くのをめんどくさがったり、嫌がったりすることが多いのですが、これだと見た目かっこいいので、修学旅行にマスクを持ち運びするのに最適だと思います。
使わないときのマスクの保管方法は?
マスクを外すタイミングといえば、食事の時や入浴、朝の洗顔や、夜寝るときなどがありますが、外したマスクってどこに置けばいいのでしょうか?
例えば子供だと、ご飯を食べるとき、外したマスクをどうすればいいのか分からず、そのままテーブルの上に置きっぱなし、もしくは、クシャッと丸めてポケットの中へ・・・ってことがほとんどだと思います。
でもこれだと、テーブルの上やポケットの中の雑菌がマスクに付着し、雑菌がついたままのマスクをまた口に当てている、ということになるので、衛生的に考えても良いわけがありませんよね。
例えば、普段メガネをかけている人がお風呂に入るときや、顔を洗う時、外したメガネをテーブルの上などにそのまま置くのではなく、ちゃんと専用のケースに入れることがほとんどだと思います。
つまり、マスクもこれと同じだと考えればいいんです。
外したマスクはケースに入れて一時的に保管する場所を決めておき、使う時にまたそこから出して使うように習慣づけるんです。
こうすることによって、マスクに雑菌やウイルスが付着する可能性がグンと低くなります。
さらに、マスクを大切に扱うことにつながりますので、結果としてマスクが長く使えるようになります。まさに一石二鳥といえますよね!
例えばこのマスクケース、収納部分にマスクを置き、折り目に沿って折りたたむだけで簡単に手のひらサイズにマスクをプレスして収納できる超優れモノ。
マスクを捨てるタイミングと捨て方は?
一般によく使われる不織布マスクって、どのくらいの頻度で交換するのがいいのでしょうか?
厚生労働省は「一日一回交換」を推奨していますが、本当のところはどうなんでしょうか?
そもそも私たちがよく使う不織布マスクに、ウイルスを防ぐ効果はほとんどないと言われています。
じゃあ、なぜマスクをしないといけないか?という疑問がわいてきますが、マスクは感染を予防するというよりは、他人を感染させないため、という意味合いの方が強いんです。
いくらマスクをしていても、肝心のウイルスを防ぐことはできないのですから、何日同じものを付けていてもいいような気がしますが、実際にそうはいきません。
一日中使ったマスクのフィルターには、さまざまな雑菌やウイルスが付着しているだけでなく、汗や飛沫、口についた汚れなどがたくさん付着しています。
明らかに汚れが目に見えるわけではないので、このぐらいならまだ使えそう・・なんて思っちゃいますが、汚れや菌が付着したまま使い続けることによって、逆に健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
さらに、マスクのゴムは使い続けることによって、耳の部分がだんだんと緩んでくるものです。ゴムが緩んできたまま使い続けると、やがてマスクと口の間に隙間ができてきますので、マスク本来の機能を果たさないようになってしまいます。
これじゃあ、何のためにマスクをしているのか分からなくってしまいますよね。
ですから、不織布マスクのような使い捨てマスクを捨てるタイミングの基準としては、
「目に見えて汚れていようといまいと、基本は一日一回は交換する」
厚生労働省が推奨している頻度が、マスクの効果をしっかり実感できる頻度、という面においても、もっともベストなタイミングといえるでしょう。
ですから、修学旅行に行くとき「不織布マスク」「使い捨てマスク」の場合、最低でも一日一枚使いますので、一泊二日であれば最低2枚、二泊三日だと最低でも3枚は必要になるといえます。
また、使用済みマスクを捨てるときにも注意が必要です。
つい、むき出しでそのままゴミ箱などに捨ててしまいがちですが、使用したマスクのフィルター部分には、見えない雑菌やウイルス、汚れや飛沫などがびっしりと付着していますので、特にフィルター部分には手を触れることなく、ビニール袋などに入れて、必ず口を縛ってから捨てるようにしましょう。
まとめ
コロナウイルスにより、私たちの生活スタイルが今までとガラッと変わってきましたよね。
ソーシャルディスタンスとか、リモートワークとか、聞きなれない言葉がたくさんあって戸惑うばかり。
しかし、未知のウイルスから自分たちの健康を守るために、生活の一部として慣れていかないといけないことであり、必ず慣れていくものだと思います。
マスクにしてみても、今までは風邪をひいたときや、花粉症が気になるときくらいしか使っていなかったのに、今では服装の一部といってもいいくらい生活に不可欠な存在になっていますよね。
子供たちが楽しみにしている修学旅行にしてみても、普段から気を付けていることの延長だと考えれば、そんなに難しくないはずです。
普段の生活でも、マスクは一日一枚が基本と考えれば、修学旅行に行くときも、日数と同じだけマスクの枚数が必要になります。
ただし、汗をかきやすい時期や、子供の場合は予備のマスクは必ず用意しておく必要があるでしょう。
マスクを持ち歩いたり、取り外しするときも、自分の健康を守る大切なものですから、むき出しで置いておくのではなく、きちんとケースなどに入れて持ち運び、保管することが当たり前になってくると思います。
新しい生活スタイルが始まって、子供たちの学校生活の内容も変わりつつある今、変化の流れにしっかり対応していくように心がけていきたいですね。
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